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女王様が愛しくなってきて…(ぇ)
また、女王様ネタで…短文小話を書いてみようと思います。
「アリス、そなたが持っているものはなんじゃ?」
「これは、クッキーです」
「珍しい事もあるものじゃ、そなたが、物を持って尋ねてくるのは…」
「実は…女王様に食べてもらいたくて、作ってきたんです」
「わらわに…か? そうか、そのクッキーは…そなたの手作りなのか…」
「私の作ったものじゃ駄目ですか…?」
「そんな事は無いぞ、そなたが、わらわの為に作ってくれたものじゃ、嬉しく思うぞ」
「女王様が喜んでくれると、私も嬉しいです」
「すぐに茶を用意させよう」
「はい!」
「アリス」
「何でしょうか?」
「わらわ以外のものに、そなたの作ったものを食べさせるでないぞ?」
「駄目…なんですか?」
「当然じゃ、そなたの作ったものを食べられるのは、わらわだけじゃ」
”他のものにくれようものならば…その者の首を刎ねてしまうかも知れぬ”
その時の女王様の目は本気だった…
そこまで大層な物でもないと思うのだけど…今の私には、頷くしか出来なかった。
おまけ
「どうじゃ?アリスが、わらわの為だけに作ってくれたものじゃ、欲しいか?」
「欲しいといって、くれる方ではないと思いますけどね」
「当たり前じゃ、たとえそなたであろうと、渡さぬ」
「それでしたら、聞かないでいただけると嬉しいんですけどね」
アリスも、余計な人にあげたものです。
僕が貰えなくなるじゃないですか。
たとえ、女王が何を言ったとしても、アリスの手作りのお菓子を食べないなんて出来るわけ無いですよね。
言わなければいいだけですし、後で貰ってきますかね。
「何を考えておるのじゃ?」
「何も考えてませんが?」
「それならば…よいのじゃがな…」
ちょっとだけ、最後に白うさぎと女王様の会話を入れてみました。
こんなやり取りをしてたら面白いなとか思って(ぇ)
本当は、ブラッドとゴーランドの会話にしようと思ったんだけど…ゴーランドの書き方…把握してなかったので、やめました。(駄)