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それなら、更新をしろって感じですよね(笑)
玄徳×花を書いてみようと思います。
初だから、グテグデになる事間違いなし!
玄兄も好きなんだよね。
待てない大人(笑)
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【月の夜】
―コンコン
部屋に一人で居ると、扉を叩く音がした。
こんな時間に誰だろう?
「はい」
「花、俺だ」
「玄徳さん! 今、開けますね」
私は、部屋の扉を開ける。
「悪いな、眠る所だったか?」
「いえ、まだです」
「そうか、それなら良かった」
「何か、用事でもあるんですか?」
「ああ、まだ眠らないのなら、俺に付き合ってもらってもいいか?」
「大丈夫です、でも、どこにですか?」
「ついてくれば分かる」
部屋の外に出る、玄徳さんを追いかける。
どこに行くんだろう?
夜に出かけるのって、怒られたりしないのかな?
「足元に気をつけろよ」
「あ、はい」
「ここだ」
「わあー、綺麗ですね!」
「ああ、俺も、初めてこれを見つけたときは驚いた」
「私、こんな綺麗な花見たことないです」
「そうなのか?」
「はい!」
「この花を見つけたとき、お前に見せたいと思ったんだ」
「私にですか?」
「花に見せたら、喜んでくれるかと思ってな」
「あ、りがとうございます」
玄徳さんは、優しいな。
優しいのは、私だけじゃないけど…。
「どうかしたのか?」
「い、いえ、なんでもないです!」
「そうか?」
そういって笑う玄徳さん。
そんな顔を見ていると、私は、やっぱり、玄徳さんが好きなんだと実感する。
この想いは叶う事が無いと分かってる。
だって、私は、いずれ帰るから…。
この想いは、言わない方がいい。
玄徳さんを困らせるだけだから…。
「玄徳さん、有難うございます」
私は、玄徳さんに向かってお礼を言う。
帰る時まで、傍に居られたらいいな。
そんな事を思いながら、しばらくの間、二人で過ごした、月の夜。
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花ちゃん、片想いっぽいけど、ちゃんと両思いですよ?
今度、玄兄視点も書いてみようと思う。