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アマゾンで予約したにも関わらず、未だに発送メールが届かない!
9月に予約したんだよ?
予約が開始されると同時に予約したのに、カード払いにしたのに、今も発送されないってどういうことよ!
しかも、アマゾンだと一時入荷未定になってるし。
別に入荷未定はいいよ。
予想出来てたし…でも、事前に予約している人間には回すべきだと思うんだよ。
一応、予定では11日以降になってますけど、それを過ぎても来なかったらどうしよう…。
はぁ、発売日をまだかと待っていたのに、一気に落胆したよ…。
早く、届かないかなぁ。
アマゾンだといつになるか分からないから、セブンの方でも購入した。
こっちもいつになるか分からないけどね。
その後に、発送メールが来てもいいかなと。
2冊持っていてもいいだろうって思いました(笑)
保存用で!
これだけじゃあれなので、ちょっと記憶持ちアルバさんでニューゲームの続きでも書いてみる。
パロ話の前に、それを書きたくなったんですよね。
他にもあるんですよね。
ロスと旅を始めてから、3ヶ月が経っていた。
弱い時と違って、今のボクはそこまで弱くは無い。
勿論、ロスとボクとでは、ロスの方が強い。
だからこそ、昔の弱いボクでは出来なかった事をしようと思う。
「戦士!」
「勇者さん、何ですか?」
「実は、戦士にお願いしたい事があるんだ」
「断ります」
「まだ、何も言ってないよね!?」
「言ってませんけど、断ります」
「聞いてからでもいいだろ!」
「何を言うつもりかは知りませんけれど、野宿の準備が途中ですよ」
「それはちゃんとするけど、終わったら聞いてよ?」
「約束は出来ません」
「何で!?」
「何で、オレが勇者さんの願いを聞かなければいけないんですか?」
「そこか!」
分かっていたけど、ロスに変わりはなかった!
少しくらい聞いてくれてもいいのにな…。
別に、難しい願いを言うわけじゃない。
野宿の準備を終わらせ、ご飯を食べ終わった後、改めて話しかけた。
「あのさ、戦士」
「嫌です」
「だから、まだ何も言ってないから!」
「さっき言ったでしょう? 勇者さんの願いを聞く理由がありません」
「難しい事をじゃないよ!」
「そうだとしても、断る!」
「何で、急に敬語じゃなくなるんだよ!」
「とにかく、さっさと休んでください」
「え? それなら、ボクが先に見張りをするよ」
「いいです、今回はオレが先にやります」
「何で?」
「いいから、先に寝てください。 寝ないなら…」
「! や、休みます!」
「最初からそう言えばいいんですよ」
「お休み、戦士」
「お休みなさい、勇者さん」
これ以上、ロスの機嫌が悪くなる前にさっさと眠りに就く。
いつか、聞いてもらえるといいんだけど…。
ただ、ロスと一度戦ってみたかっただけなんだけどな…。
その日、珍しくボクが先に休ませてもらったからなのか、懐かしい夢を見た。
懐かしいといっても、それはボクが過去に戻るまで居た場所の夢。
「勇者さん、この問題が解けたらいい物をあげますよ」
「要らない」
「人がせっかくあげるって言ってるのに、要らないって何ですか?」
「お前、自分がボクにそう言って何をくれたのか覚えてる!?」
「勿論ですよ!」
「だったら、要らないっていうボクの言葉も分かるよね!?」
「分かりません!」
「即答かよ!」
「そんなのいいですから、早く問題解いてくださいよ」
「解くよ、解くけど、シオンがくれる物は要らない!」
「遠慮しないでください」
「してないからね!」
そうだ、こんなやり取りしてたな。
シオンがボクに物をくれるのは嬉しかったけど、くれるものは喜べるものでもなかった。
というより、それをもらったボクの反応を見て笑う事が多かった。
絶対に、あのチョイスはわざとだ!
選んだのはボクだけど、二度とあんなやり取りは出来ない…。
「シオン…ごめん…」
「!?」
ボクは油断していたのかもしれない。
あまりにもロスが変わってないから。
懐かしさもあって、口から出てしまった。
だから気づけなかった。
ロスが、寝ているボクをどんな目で見ていたのか…。
ロスさん視点
一体どんな夢を見ているんだか。
いつもはオレが先に寝て、勇者さんの方が起きている。
見張りを先にしたのは、意味は無い。
たまにはいいかと思っただけだ。
それだけだった。
だから、勇者さんの口から出た言葉は正直驚いた。
何かの夢を見ているのは分かっていた。
顔が笑っていたから。
楽しい夢を見ていたのだと思う。
それなのに、いつの間にか勇者さんの目尻には涙が溜まっていた。
オレは気づかれないように、それを拭おうとした時、勇者さんの口から出た言葉。
それは、オレの名前。
何で、勇者さんがその名前を?
オレの夢を見ているとしたら、出てくるのは、戦士かロスのはず。
なら、勇者さんが見ているのは?
オレと同じ名前の違う奴なんだろうか?
だとしても、何で悲しそうなんだ?
分からない。 分からないけど、イラッと来る。
勇者さんを泣かせていいのはオレだけだろ。
何となく面白くなくて、オレは勇者さんの頭を思いっきり叩いていた。
「いったぁ!!」
「見張りの交代の時間ですよ」
「それは分かったけど、違う起こし方があるよね!?」
頭をさすっている勇者さんを見る。
オレが叩いて起こした事で、勇者さんの目からは涙が零れていた。
夢の中の出来事じゃなく、オレに叩かれての涙。
夢の中の相手に嫉妬するなんて馬鹿げている。
…嫉妬?
「っ!」
「戦士、どうかしたの?」
勇者さんがオレの顔を覗き込んできた。
それに気づいた時、オレは勇者さんの頬を殴っていた。
「な、何で!?」
「勇者さんがいきなり顔を見せるからでしょ」
「心配しただけで!?」
「勇者さんに心配されるなんて!」
「そこまで嫌なの!?」
「と、こんな話をしていても仕方ありません。 オレも休ませてもらいますね」
「納得出来ないけど…お休み、戦士」
「お休みなさい、勇者さん」
勇者さんと入れ替わりに休み始める。
さっきの感情は気のせいだ。
そんなはずは無い。
知らない相手に嫉妬するなんて、まるで…。
気のせいだ、気のせいに違いない。
起きた時には、こんな感情忘れている、
オレには、誰かを好きになる資格なんてない。