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久しぶりの日記になりますね。
戦勇。3章の最新話に衝撃を受けまして…。
勿論、生きていると思いますが、あの終わり方は反則すぎる!
もし、これで…ロスさんに何かあったら…アルバさんが壊れるんじゃないかと思うくらいですよ。
元々、アルバさんが強くなったのは、ロスさんを助けるためですからね。
ロスさんの笑った顔が見たい、ロスさんを幸せにしたい、その想いがあったからこそですよ。
3章で、ロスさんとアルバさんが早く出会ってほしいと思ってましたが、あんな出会い方は予想外でした…。
二人で幸せになるという選択肢はないんだろうか…。
これに関しては、腐とか関係なしに思ったことです。
アルバさんもロスさんも幸せになっていい二人なんですよ。
お互いがお互いの事を考えている、そんな二人だからこそ、幸せになってもらいたい。
なのに、あんな出会い方…。
次の更新で、もしかしたらシリアスとか払拭して、ギャグに走るかもしれない。
私はそれを望むしかないんだろうなぁ…。

という事で、久しぶりのパロ話の続きを書いてみる。
あまりにも書かなさすぎて、おかしなところがあるかもしれませんね。



オレが思っていたより、アルバさんは遊園地に行くのが楽しみだったらしい。
遊園地に着くまでの間も含めて、落ち着きがなかった。
遊園地に着いてからのはしゃぎっぷりを見て、オレは他人のフリをしたくなった。
アルバさんがオレの名前を呼ぶので、それも出来なくなったが。

「ロス、早く!」

「子供じゃないんですから、もう少し大人しくしてもらえませんか?」

「大人しくなんてしてられないよ、 遊園地に来るの楽しみだったんだから」

この人は、オレよりも年上だよな?
悪魔の年齢は知らないが、年上のはず。

「アルバさん、オレよりも年上ですよね?」

「うん、ロスよりは年上だね」

間違いなく、年上だった。
それなのにこれか…。
今まで気にしてなかったが、悪魔の世界が気になってきた。
テレビだけじゃなく、遊園地でもここまでの反応を示す。
どれだけ娯楽がないんだ?
それか、必要なかったかのどちらかなんだろう。
アルバさんは、オレの傍に居る期間が長くなったから知ってしまった。
もしそうだとしたら、教えたらいけない事を教えてしまったんじゃないだろうか。

「一度、アルバさんの住んでいる所を見てみたいですね」

「何で?」

「テレビだけじゃなく、遊園地でもこの状態ですからね。 どれだけ酷い所なんだろうと思いまして」

「ボクは、あんまり見せたくないな…」

「アルバさん?」

どうしたんだろうか?
さっきまで笑っていたのに、その顔から笑顔が消えた。

「ボクの住んでいる所なんて、ロスが気にしなくていいよ。 あ、ボク、あれに乗ってみたい!」

そう言って、乗りたいと言っていたアトラクションに走っていった。
オレの事を呼んでいるその顔には笑顔。
さっきの顔は何だったんだろうか…。
この後も、アルバさんは色々なアトラクションを楽しんでいた。
自分が乗りたいものから、オレが事前に選んでいたアトラクションまで。
あの時見せた顔は、その後一度も見ていない。

「あー、楽しかった!」

「楽しめたのなら良かったです」

「ロスは楽しくなかった?」

「楽しんでましたよ? アルバさんの間抜けな顔が見れたので」

「そんな顔してないよ!」

「本人は気づかないものですよ」

「えー…そこまで言われると、そんな気がしてくるな…。 本当に間抜けな顔してた?」

「はい!」

「即答された!?」

アルバさんと二人で出かけて楽しくないわけが無い。
笑った顔が見れただけで、充分すぎる。

「でも、ロスも楽しんだならいいや」

「別にオレの事は気にしなくてもいいですよ」

「ボクだけが楽しんでも仕方ないだろ?」

「オレは、アルバさんが楽しんでくれただけでいいですよ」

「……」

アルバさんが急に黙り込んだ。
オレはおかしな事を言っただろうか?

「アルバさ「そ、そろそろ帰ろうか!」

「いきなりどうしたんですか?」

「どうもしないよ!」

そう言って、さっさと歩いていってしまった。
そういえば、前にも一度こんな風になった事があったな。
あの時も、急に黙り込んだと思ったら、風呂場に直行していた。
その時みたいだ。
先を歩いているアルバさんに追いつくと、アルバさんから話しかけてきた。

「ロス」

「何ですか?」

「今日は、連れてきてくれて有難う」

「礼なんていらないですよ。 オレも暇でしたし」

「ボクが言いたいだけだよ」

「そういう事なら、どういたしまして」

その後、アルバさんは黙り込んでしまった。
オレも、何も話さずに隣を歩いていた。
アルバさんに出会ってから随分と経っている気がする。
あの時、本当の名前を言わずに今まで過ごしてきた。
アルバさんは、オレが名前を偽った事を気づいているんだろうか?
ロスと呼ばれるのは嫌いじゃない。
だけど、本当の名前で呼んでもらいたいとも思ってしまう。
いっそのこと、言ってしまおうか?

「なあ、ロス」

オレが本名を言おうかどうか迷っていると、黙り込んでいたアルバさんが話しかけてきた。

「もう一つ、ボクからのお願い聞いてくれる?」

「今回みたいに叶えられる事ならいいですよ」

「きっと大丈夫だと思うよ」

「そうですか?」

一体何を言うつもりなんだろうか。

「今のまま…ロスで居てほしい」

「?? 意味が分かりませんが?」

「ロスの…本当の名前は言わないでほしいんだ」

「!!」

名前を偽ってる事に気づかれてた。
いつから、アルバさんは気づいてた?

「アルバさん、オレは!」

「それを知ってしまえば、ロスとこんな風に過ごす事が出来なくなるから」

オレが本当の名前を言う事で、アルバさんと一緒に居ることが出来なくなる?
それがどういう意味を持つのか、今のオレには分からなかった。


おまけ

(アルバさん視点)

あんな事言うつもりは無かったのにな…。
家に戻ってから、ロスは黙ったままだ。
ボクの言葉の意味を考えているんだろう。
でも、それを言っておかないと、本名を言ってしまうと思ったんだ。
最初に出会った時なら、ボクは喜んで聞いていただろ。
だけど、今は違う。
少しでも長くロスと居るには、知るわけにはいかないんだ。

ロスが名前を偽っているのは、最初から知っていた。
ボクはそれを知っていて気づかないフリをした。
願いを本人に言ってもらわないといけないように、名前も本人に言ってもらわないと意味が無い。
ロスが自分の願いに気づいて、ボクに言ってくれれば、本当の名前も聞くつもりだった。
それを聞く前に、ボクがロスを好きになってしまったのは誤算だったけどね。

「本当は、ボクとロスの契約は成立してないんだよ」

今まで、こんな召喚者は居なかったから仕方ないんだけどね。
その事をロスが知れば、ボクは傍には居られない。
ロスがボクを傍に置いているのは、契約が成立しているからだと思っているからだ。
願いを言うまで、ボクが離れられないと信じているから。
願いを言ってもらえるまで帰れないのは本当だけど、それは契約が成立していたらの話だ。
ボクも、何でそれを言う事が出来なかったんだろう…。
ロスが名前を偽った時にそれを言えば良かったのに言えなかった。
何かの願いがある事を知っていたから、このまま居れば魂が手に入ると思ったんだ。
それが間違いだったんだよね。

「こんな想い、知らないままでいたかったよ…」

ボクまで暗くなっていたら、余計にロスが気を遣いそうだね。
明日は、いつも通りに過ごそう。
それがボクに出来る事だと思うから。

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牧場物語、乙女ゲー、一般ゲームをメインに活動しています。
最初は、乙女ゲーだけだったんですが、ジャンルがどんどん増えました。

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