ふたごで何か書いてみる

と言っても、短文ですけどね。
続きに載せておく。
名前は、ガイドブックの名前にしてみる。
ゲームでは違う名前ですけど（笑）
あるなら、使わないとね。
ガイドブックを購入する前ですので、それは仕方ないと思って（笑）

【傘】


ラジオだと、今日の昼から雨が降ると言ってましたから、傘は忘れないようにしないと。
その前に、動物達は小屋に戻して、それから山に行こう。
ペットに任せるのもいいのですけど、雨が降る前に戻すのが、一番いいんですよね。
雨に濡れるだけで、怒りますから。

「これで、雨が降っても大丈夫ですね」

雨が降る前に、動物達を小屋に戻すと、私も、傘を持って移動する。

「雨が降ると、ふくろうが使えなくなるのが困りますね」

隣村への行き来が楽ですからね。
トンネルが開通すれば、もっと楽になるのでしょうけど。
開通できるように頑張りませんとね。
そんなことを考えながら、歩き出すと同時に、雨が降ってきた。

「ラジオの天気予報、はずれたことないですね…」

私は、あらかじめ持っていた傘を差す。
雨は嫌いじゃないですけど、お店が閉まるのが困ります…。
私は、ブルーベル村に行くために、山を登っていく。
その山頂で、ミハイルさんを見かけた。
傘を差さないで、その場所にいた。

「ミハイルさん！」

「やあ、サト、どうしたの？」

「どうしたのって…雨が降っているのに、傘を差してないから…」

「心配してくれたんだね、でも、大丈夫だよ」

「でも、風邪をひいたら…」

「慣れているから、平気だよ」

「雨に濡れるのが…ですか？」

「そうだね、オレは、濡れるのは嫌いじゃないから」

濡れるのが嫌いじゃない…。
ミハイルさんを見ていると、少し楽しそうにも見える。
自然の音が好きだとも言ってましたしね。
雨に濡れる事も、ミハイルさんにとっては、自然の音を聴く事になるのかもしれません。

「一人でいるところを、邪魔してすみませんでした」

「そんなことはないよ、オレは、サトと話すのは好きだからね」

「そ、そうですか…あ、では、私は行きますね」

「心配してくれて有難う、気をつけて行っておいで」

「はい」

私は、ミハイルさんと別れると、ブルーベル村方面に歩いていく。
風邪をひかないか心配ですけど、本人が好きでやっている事ですしね。
また、ミハイルさんの事が、知れた気がします。
あの恥ずかしい台詞は…まだ、慣れませんけど…。

また、ミハイルさんの奏でる音楽が聴けるといいんですけどね。
音楽祭の時じゃなく、あの時、女神様の泉で奏でてくれた時みたいに…。