拍手に書いた話のおまけ

ふたご村のキリク×女主の話ですね。
おまけなので、超絶に短いと思われます（笑）
キリク片想いっぽいですけど、ちゃんと両思いですので（笑）

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【台風の日は気をつけよう～おまけ～】


「サト、寝たのか？」

返事はないか。
もし、本当に起きているなら、返事を返してくれるだろうからな。
しかし、ここまで信用されるのも困る。
少しくらい、疑ってくれた方が、オレも手が出せるのにな。

「しかし、オレから言ったとはいえ…危なかった」

オレの服を着たサトの姿は反則だろ…。
濡れたままの服じゃ、風邪をひくと思って言った事だった。
それに、他意はなかった。
なかったが…上の服しか着てないのもまずいだろう？
オレの服だと、大きいからだとは思うが…もう少し、考えほしかった。
それも、オレが何もしないって、信じてるからか…。

「無防備だよな…」

オレの隣で眠っているサト。
好きな女が、隣で眠ってる。
これで、手を出すなって方が無理だよな。
何もしないとは言ったが…少しくらいなら…。

「寝てるよな、サト？」

オレは、もう一度声をかけてみる。
畑仕事や家畜の世話で忙しいんだろうな。
声をかけても、起きる気配はない。
そのまま、眠っているサトの唇にキスをする。
軽く触れるだけのキス。

「これくらいは、許してくれよな」

オレは、しばらくの間サトの寝顔を眺めていた。
眠気は、いまだに訪れない…。