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といっても、前回の陽介バージョンの反対。
主人公バージョンって事でお願いします。
また、次ページに書き込んでおきます。

へたれ文章書きの私ですけど、久しぶりに、かちゃかちゃ、書きました(笑)



【気づいてしまった感情~主人公~】


陽介は大丈夫だろうか…。
やっぱり…小西先輩の事を忘れられないんだろうな。
さっきまで隣に座っていた陽介は、様子がおかしかったので帰らせた。
帰らせたというよりは、自分から帰ったの方が正しいだろう。

「何か…悩みがあるのなら相談してくれればいいのにな…」

俺にも話せない事なのか?
陽介から友情の証に貰った絆創膏を取り出す。

「お前が、親友だって言ったんだろう…」

絆創膏を見つめながら呟く。
色々相談してくれてたのに、なぜ、今回に限って言ってくれない。
俺達は親友じゃなかったのか?
確かに、親友だからといって、何でも話せるって訳じゃないと思う。
だが、俺には…話してくれていたじゃないか…。

「どうして…今回に限って…」

渡された絆創膏。
肌身離さず持っていることは、陽介には言ってない。
あいつの心には、小西先輩が残っているから…。
俺を”特別”だと言ってくれた。
友情としてなのは分かっている。
それでも、いつの間にか、お前を見ている自分が居るんだ。
俺もお前も男だから、この感情が間違っている事も分かってる。
俺自身、自分が同性にこんな気持ちを持つなんて思わなかった。

「それでも…好きになってしまったんだ…」

報われないと分かっている。
普通なら、こんな感情を同性に持つ事はしない。
ただ、好きになってしまったのが男だっただけの話にすぎない。

「こんな感情…消せればどんなにいいか…」

それなのに、一緒に過ごせば過ごすほど想いは募っていく。
俺が、こんな感情を持っているなんて知られたら…お前は、俺に笑顔を向けてくれなくなる。
親友でもいられなくなる。
だから、俺は、親友としてあいつの傍にいる。
そういう感情を持っていることを表に出す事はしない。

「嫌われるのは嫌だ…それだけは…嫌なんだ…」

最初に出会ったときのように、友達、そして、親友として過ごす。
それが、俺に出来る唯一の事だから。
絶対に気づかせたりはしない。
誰にも…この想いは…。

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牧場物語、乙女ゲー、一般ゲームをメインに活動しています。
最初は、乙女ゲーだけだったんですが、ジャンルがどんどん増えました。

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