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またまた、Web版×SQ版の話。
前回書いた話の続きっぽいか?
アルバを無理やり連れて行ったしね!
でも、SQ版って…ルキちゃん強いよね…。
力もそうだけど、ゲートも制限ないんだよね。
魔王って感じだね。
人も操れるみたいだし。
まあ、怒らせちゃ駄目って事だね。

という事で、続きに書いてみる。
自己満足だ!
「で、勇者さんがいないってどういうことだ?」

「あ? オレが知るかよ」

「城にいたんだろう?」

「オレはその場に居たわけじゃねぇよ」

うーん…シーたん怒ってるな…。
そうだよね、アルバ君に会いにきたのに、肝心の相手がいなかったわけだし。

「百歩譲って、居ないのは仕方ないとして、勇者さんを閉じ込めていた理由は?」

「あいつの力が強くなりすぎたからだよ」

「それを心配するなら、オレに言えば良かっただろう」

「でも、オレ達が旅に出た後に決まった事でしょ? それなら、聞こうにも聞けなかったのかもよ?」

「方法はいくらでもあったはずだ」

「そうだけどさ…」

「オレ達も、アルバの行方を探してる」

「もう一度、牢に閉じ込めるためにか…?」

シーたんがどんどん不機嫌になってるね。
オレで止められるかな…。

「そんなつもりはねぇ」

「はっ、どうだか」

どうしようかなと思っていた時、空中に黒い空間が現れた。

「シーたん、シーたん」

「何のようだ?」

「あれ、ゲートだよね?」

「ああ、ゲートだな。 ルキでも出てくるのか?」

ああ、あの女の子か…。
ボクもシーたんも、出てくるのはその子だと思っていた。
だけど、実際に出てきたのは…。

「アルバ君?」

「勇者さん!」

「え?」

「あなた、今までどこに行っていたんですか!」

「わっ、待って、人違いだよ!」

「勇者さんじゃ…ないんですか?」

「ボクは、違う世界のアルバだよ」

「…牢屋で遭遇した?」

「そう、違う世界のボク」

「そう…ですか…」

「あ、でも、こっちの世界のボクもいるよ?」

「はぁ?」

アルバ君じゃない?
どこから、どう見てもアルバ君だよね?
そう思った時、またゲートから出てきた。
出てきたのも、アルバ君だった。

「えー!? なん、で、アルバ君が二人もいるの!?」

「クレア、うるさい」

”ぐはっ”
シーたんに殴られた。

「殴らなくても…」

そんなオレ達を気にしないかのように、もう一人のアルバ君は、同じ姿をした人に話しかけた。

「アバラに異常はない?」

「あ、平気です。 有難うございます」

「それならいいんだ」

「オレとしては、勇者さんにはアバラを痛めてほしいんですけどね」

「ロス…」

苦笑しているアルバ君。
その後に、シーたんが出てきた。
何がなんだか、本当に分からないよ!

「何で、残念がってんの、お前!」

「残念に決まってるでしょ、オレは、勇者さんが苦痛に歪んでいる顔を見るのが好きなんですから!」

「はっきり言うな!」

「というより、オレは、人の苦しむ姿を見るのが好きです」

「それ、最初に出会った時にも言ってたよね!?」

「あははー、ぷえー、ぷえー」

「このー!」

「またやってるね」

そう言って、魔王の女の子がゲートから出てきた。

「そうだね、ボク達も…あんな風だったのかな…? 久しぶり、シオン」

「何がどうなっているのか、教えてくれますよね?」

「うん」

「その前に、おーい、違う世界のボクとロス、こっちに来てよ」

「アルバさん、何ですか?」

「ごめん、今戻ります」

二人揃って戻ってきた。

「説明するにしても、二人も揃ってないと話せないと思ったんだ」

「説明…ね」

チラッと、ゲートから出てきたシーたんが、こっちの世界のシーたんを見る。
同じ顔だけど、髪型が違うから、何とか見分けがつく感じだね。
後、服も違う。

「アルバさん」

「何、ロス?」

「オレから話しますよ」

「え? この世界のボクに説明させないの?」

「オレ達が話したほうがいいでしょ」

「ボクから話すよ?」

「アルバさんは、ちょっと黙ってください」

ニコリとゲートから出てきたシーたんが笑った。
あの笑い方は…。

「…黙ってます」

「ロスさん、怒ってるね」

「怒ってるよね…」

「簡単に言うと、この世界のアルバさんを、オレ達が誘拐した」

「「「??」」」

オレも、シーたんも、フォイフォイ(ちゃんといた)も困惑していた。
それは、表情で現れてる。
オレもだけどさ。
一足先に、困惑から立ち直ったシーたんが聞いていた。

「何故、誘拐する事に?」

「そんなの、牢に閉じ込めたままにしておけなかったに決まってるだろ」

「あ、じゃあ、違う世界のアルバ君達は、助けてくれていたんだね」

「そうなるな」

「納得できないな」

「守れてないお前が、それを言うのか?」

「言ってくれる…」

シーたん同士の戦いだ。
二度と見れないかも…。

「戦士同士って、相性が良くないのかな?」

「似たもの同士だから、相容れないだけだと思うよ」

「ルキちゃんって大人だよね…」

「見かけに騙されちゃ駄目だよ、アルバさん」

「そうだね…」

「所で、アルたん」

「何、ルキ?」

「アルたんは、この世界が好き?」

「好きだよ」

「アルたんを必要としてない世界なのに?」

「あ、ルキちゃん、それに関しては違うと思うよ」

「どうして?」

「確かに、この世界のボクは閉じ込められていたけど、それは必要とされてないからじゃないと思う」

「アルたんを一人にしておいた世界なのに?」

「ボクも、最初はそう思ったよ、でも、この世界の戦士を見たら違うって分かったから…」

「アルバさん…」

「一人でも必要としてくれる人がいるなら、それが大切なんじゃないかな?」

「馬鹿ですか?」

「何で、馬鹿って言われるの!?」

「アルバさんらしいよね」

「というか、いつの間に戻ってきたの!?」

「勇者さんが、面白い事を言っている時です」

「どういう意味だよ!」

明るいな…向こうのシーたん。
いや、多分アルバ君がいれば、ああなるのかもしれない。

「はは、アルバさん」

「ん?何?」
 
「元の世界に戻るって決めたんですから、後悔だけはしないようにしてください」

「ありがとう、ロス」

「それじゃあ、オレ達は戻りますね。 ルキ、ゲート開いてくれ」

「はーい」

あの子がゲートを開いた。

「勇者さん、帰りますよ」

「待ってよ!」

「さっさと、入ってください!」

「その前に、別れの挨拶!」

「手短にお願いしますよ」

「えーと、一緒に旅が出来て楽しかったです。 有難うございます」

「ボクも楽しかったよ。 自分と旅をするなて貴重だからね」

「この世界でも、旅を続けてくださいね」

「うん…」

別れの挨拶を言った後、ゲートに入っていく、違う世界のアルバ君。
その後に、違う世界のシーたんが話しかける。

「アルバさん」

「ん?」

「少しの間、旅が出来て良かったです。元気に過ごしてください」

「分かったよ」

「この世界のオレに、色々言ってもいいと思いますよ。それじゃあ、行きます」

「ロスも元気で…」

違う世界のシーたんもゲートに入る。
最後に残ったのは…。

「アルたん」

「ルキも、元気でね」

「うん…アルたんには、私達もいるのを忘れないでね?」

「! 忘れないよ、絶対に」

「それならいいよ、アルたん、幸せになってね?」

「頑張る」

女の子もゲート入っていく。
その後、空中に浮かんでいたゲートは無くなった。
残ったのは、行方が分からなかったアルバ君だけ…。

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牧場物語、乙女ゲー、一般ゲームをメインに活動しています。
最初は、乙女ゲーだけだったんですが、ジャンルがどんどん増えました。

好きなカップリングは、王道だったり、マイナーだったりとバラバラだったりします。(ほぼ、主人公至上主義)
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