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普段の話から、ゲームの話まで、色々あります。 BL話も入る可能性があります。
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モデルロスさんとマネージャーアルバさんの続きは、今の話が終わったら書いてみようと思います。
あんなに、ブックマークをしていただけるとは思ってもいませんでした。

さ、続きに書いておこう。
この頃、ボクはおかしい。
体調を崩したボクを看病してくれた、戦士の優しげな顔が忘れられない。
きっとあれだ、普段とのギャップの違いに驚いただけだ。
そう思おう。

「今日は、この町で宿を取りましょう」

「久しぶりの宿屋だね」

「勇者さんの体力がもう少しあれば、野宿続きにはなって無かったですよ」

「おおう、申し訳ない…」

そうなんだよね。
体調を崩したのもそうだけど、まだ長時間歩けるほどの体力が無い。
戦士はボクに合わせてくれてるからか、自然と野宿が増えていく。

「勇者さん、先に風呂に入っていてください」

「戦士は?」

「オレは、買い出しに行ってきます」

「分かった、いってらっしゃい」

「……」

何か、複雑な顔をしながら、買い出しに行った。
おかしな事言ったかな?
まあ、いいか。
戦士が戻ってくる前に、風呂に入っておこう。

「まだ、性別は決まりそうにないな…」

そこまで想える相手に出会えてないだけなんだけどね。
いつか出会えるのかな…。
ボクは、どんな相手を好きになるんだろう。
湯船の中で、ボーっと考えていると、なぜか、戦士の顔が浮かんできた。

「え!?」

何で、戦士の顔が!??
確かに、急に思い出すことはあるけれど…。
いや、そんな事は無い、よね?
誰に聞いているんだ、ボクは!
…あがろう。 このままだと、余計な事まで考えそうだ。
お風呂からあがって、ベッドの上に寝転がりながら考える。
ボクは、戦士の事をどう思っているんだろう?
自分で気づかない内に、戦士の事を好きになっているんだろうか?
もしそうだとしたら、戦士のせいだ。
いつもは優しくないのに、体調を崩した時に優しくしてくれるから…。

「寝るなら、ちゃんと布団の中に入ってからにしてくださいよ」

「! っ、いつ帰ってきたの!?」

「今ですよ」

「そうなんだ、ごめん、気づかなくて、お帰り」

「…別に、謝らなくていいですよ。 そのままで寝て、また、熱を出されても困りますので」

「そ、そうだよね」

あの時は、本当に迷惑をかけてしまった…。
それが原因で、今、ボクが悩む事になっているのだけど…。

「先に寝てるね」

「オレも、風呂に入った後に休みますから、寝てていいですよ」

「お休み」

返事が返ってこないのは分かってるけど、こういう事は言っておかないとね。
ボクが、戦士に対して感じている想いは気のせいだ。
誰かを好きになんてなった事がないから、勘違いしているだけなんだ。
そう思わないと、今の関係が崩れそうで怖い。
戦士と旅を続けて行きたいから。

だから、戦士が居なくなるなんて、考えてもいなかった。
居るのが当たり前になっていたから。
二人旅から三人旅になった後も、一緒に居られると思ってた。
こんな事なら、伝えておけばよかった。
勘違いなんだと思えないくらい、好きになっていたのだから…。

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牧場物語、乙女ゲー、一般ゲームをメインに活動しています。
最初は、乙女ゲーだけだったんですが、ジャンルがどんどん増えました。

好きなカップリングは、王道だったり、マイナーだったりとバラバラだったりします。(ほぼ、主人公至上主義)
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