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普段の話から、ゲームの話まで、色々あります。 BL話も入る可能性があります。
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本来、この戦勇ってギャグが多い漫画なんですよね。
しかし、シリアスも入っているのです。
とても面白いですよ!
私は、SQで掲載されているのは見た事があったんですが、Web版は見た事が無かったんですよ。
で、アニメを偶然見まして、そこから大はまりをしました(笑)
アニメは、Web版なんですよ。
今は、ニコニコ静画は有料になっているので、ニコニコポイントを購入して全部読みましたよ。
SQ版の単行本も購入しようとおもったのですが、売ってないんですよね。
部数、あんまり刷られなかったのでしょうね…。
多分、そこまで売れないと思われたのか、予想以上に購入する人が多かったのか、どちらなんでしょうね。
アマゾンでは、中古で売りに出してますが…金額がおかしい(笑)
本来、500円で購入できる本が、一番高くて1280円くらいになっているんですよ。
そこまでのお金を出すのなら、刷りなおしたのが発売されるのを待った方がいいですよね。
再販されればですけど…。
再販されるよね…。
心配になってきたよ。

一応、楽天のブックスで予約しました。
メーカーに在庫を問い合わせ中らしいので、いつ手に入るか…。
どこかの本屋で偶然にも見つけたら、すぐに買うんですけどね。
近場の本屋にはありませんでした。
残念。

さて、長くなりましたが…続きに前回の話の続きを書きます。
何も考えずに書いているので、この先どうなる事やらですね。
捏造まっしぐらですので。

牢に入っていた、アルバの姿が消えてから数日が経っていた。
新聞にも、大々的に載っているので、嫌でも目に入る。

あの人は、何をやっているんだ。
新聞を見ながら考え込んでいたら、話しかけられた。

「アルバくん、どこにいったんだろうね」

「さあ」

「気にならないの?」

「気にした所で仕方ないだろ」

「ふーん」

「なに?」

「べつに~」

心配じゃないと言ったら嘘になる。
勇者さんは、自分の意思でいなくなる人じゃない。
考えた所で、城から遠くにいるオレにはどうする事も出来ない。

「シーたん、この近くに村があるみたいだよ」

「そうみたいだな」

オレ達が村に入った時、目に飛び込んできたのは、ボロボロになった村だったもの。

「何、これ…」

「いったい、何が…」

その時、村だったものの奥の方に人影を見つけた。
生き残りかもしれない。
ここで、何があったのか聞けるかもしれない。

「クレア、向こうに人影がある」

「本当だ、行ってみよう、シーたん」

人影に近づいたオレ達が見たものは、オレ達がよく見知った相手だった。

「勇者さん…?」

オレが呼びかけると、彼は振り向いた。
けど、振り向いた相手の目は暗く沈んでいた。
こんな目をした勇者さんを見た事がない。
もしかしたら、勇者さんによく似た人だと思いたかった。

「アルバくん…だよね?」

「…お久しぶりです、クレアさん」

そう言って話した人は、やっぱり勇者さんの声だった。

「ごめん、遠くからだったから、別人に見えちゃって」

「いいんですよ、ロ、シオンも久しぶり」

「お久しぶりです、勇者さん」

何かおかしい。
勇者さんのはずなのに、勇者さんじゃない感じが…。

「アルバくんは、ここで何を? あ、この村がこうなった理由とか知ってたりする?」

「…知ってますよ」

「そうなんだ、ここで、何があったの?」

「だって、ボクがやりましたから」

勇者さんは笑っていた。
あんな笑い方も見た事が無い。

「な、にいって、アルバくん…?」

「冗談なら笑えませんよ、勇者さん」

「ボク、分かったんだ」

「何をです?」

「ボクを必要としない世界なんていらないって…」

「何で、そんな結論に至ったんですか…馬鹿らしい」

「…ボクは嫌われ者だからね」

「そんなわけないでしょう」

「そうだよ、アルバくんは、嫌われてなんていないよ!」

「ボクは…人間なんて信用しない…クレアさんも、ロスも」

「勇者さん、本気で怒りますよ…?」

「怒れば? 昔のボクとは違うよ?」

勇者さんは、腰にさしていた剣をゆっくり引き抜いた。

「ボクは、この後も滅ぼしていくよ、人間の世界なんて滅んでしまえばいいんだ」

「アルバ!」

「ボクを止めたいなら、ボクを殺すしかないよ、ロス」

本当に、何があったんだ!
こんな事を言う人じゃなかった。

「お前は抜かないの? なら、ボクからいくよ」

その時、剣をもって、オレに向かってくる勇者さんを制止する声が聴こえた。

「まった、アルバさん」

「エルフ…何で、とめるの…?」

「アルバさんも疲れてるやろ? 今日は、もう戻って休みや、な?」

「僕は疲れてないよ、でも、分かった…」

抜いた剣を戻すと、そのままゲートを開いて消えていこうとしていた。

「待て、アルバ!」

それを追いかけようとする俺の前に、エルフが立ちふさがる。

「どけ!」

「アルバくん…どうして…」

「お前、勇者さんに何をした!」

「おお、こわっ、何って、少し壊しただけや」

「壊す…?」

「今のアルバさんは、人への憎しみでいっぱいや」

「あの人が、憎しみなんてもつはずがない!」

「だから、言ったやろ? 壊したって…」

「勇者さんを…元に戻せ!」

俺は大剣を引き抜くと、そのままエルフに振り下ろす。

「あぶないわ」

俺の一撃をあっさりかわす。
狭間でも感じていた、オレよりも強いと。
そうだとしても、負けるわけにはいかなかった。

「アルバさんを止めたいなら、本人が言ったとおり、殺すしかないやろな」

笑いながら、俺が出来ない事を言ってきた。

「まあ、出来ればの話やけどな…」

「……」

「アルバさんは、オレが守るからや」

「何で、お前が勇者さんを?」

「…あんな楽しいおもちゃ、失うのは勿体無いやろ?」

「お前!」

「あはは、ほな、オレも退散させてもらうわ」

エルフは笑いながら去っていた。

「クレア」

「な、なに、シーたん?」

「アルバを探して、止めるぞ」

「わ、わかった」

あいつの思い通りになんてさせてたまるか。
アルバは、オレが必ず取り戻す。
絶対に…。

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牧場物語、乙女ゲー、一般ゲームをメインに活動しています。
最初は、乙女ゲーだけだったんですが、ジャンルがどんどん増えました。

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