普段の話から、ゲームの話まで、色々あります。
BL話も入る可能性があります。
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クレアシオンとレッドフォックスの話、続きを書いてみる。
そのまま+で終わらせるか、×にするかで迷っております。
どっちがいいのかと考えて、書いていってから決める。
どうせ、最初に決めたところで、書いていったら変わっていくだろうしね。
そのまま+で終わらせるか、×にするかで迷っております。
どっちがいいのかと考えて、書いていってから決める。
どうせ、最初に決めたところで、書いていったら変わっていくだろうしね。
クレアシオンと一緒に旅を始めてから、暫くしてからの事。
野宿している時に、珍しく、彼の方から話しかけてきた。
いつもは、ボクの方が一方的に話していて、それに、たまに相槌をしてくれる感じだった。
「レッドフォックス」
「何?」
「お前が使ってる名前の由来ってあるのか?」
「この名前? ボクがつけたわけじゃなくて、気づいたら呼ばれるようになっていたんだよね」
「自分でつけたわけじゃなかったのか…」
「今まで、ボクが自分で付けたと思ってたの!?」
「思ってた」
「何で!?」
「名前を言う時、カッコいいだろう的な顔をしていたからな」
「してないよ!」
「無意識だったんだろ」
「…本当にそんな顔してた?」
「してたな」
えー…。
自分では気づかなかったけど、結構気に入ってるんだろうか…。
「それで、気づいたら呼ばれていたって言うのは?」
「人助けをしていったら、呼ばれるようになったんだよね」
「どこも一緒だな…」
「何が?」
「何でもない」
「で、助けた後、名前を言わないでいたら、誰かがつけたみたいなんだよね。それが浸透した感じかな?」
「自分から面倒に巻き込まれに行くんだな」
「強くなるためだからね」
「お前が、強さを求めるのは?」
「友達を助けたいから…かな…」
「友達…」
「ボクが弱かったせいで、あいつは、自分を犠牲にする事になってしまったから…」
「…死んでいるのか?」
「生きてるよ。でも、自由じゃなくなった」
「…そうか」
「ボクは、強くなってあいつを助けたい。 旅を続けているのは、そのためだから」
「その気持ちは…少し分かる」
「クレアシオンも、助けたい人がいるの?」
「さあな…」
聞いたらいけない事を聞いたかな?
ここで話は終わりとばかりに、何も話さなくなった。
それでも、気にしないで話す。
答えてくれなくても、聞いてはくれてるみたいだからね。
「ボクは、あいつを助けるためなら、全ての人間に嫌われてもいいと思ってる」
「……」
「あいつには笑っていてほしいから…」
「お前にとって、そいつは大切な奴なんだな」
「…そうだね」
「そこまで意思が強ければ、大丈夫だろ」
助けたいと思っている本人に言われた。
元の時代に戻れても、その言葉だけで、困難を乗り越えられる気がする。
「ボクさ、クレアシオンにも笑っていてほしいと思ってるんだよ?」
「はっ、何を言うかと思えば」
「こうして旅をしているけど、今の所、一度も笑った顔見れてないし」
「…笑う必要が無いからな」
「元の時代に戻るまでには、クレアシオンの笑った顔が見れるといいんだけどね」
「………」
「クレアシオン?」
急に無言になってしまった。
何で?
「…お前、今日は先に寝ろ」
「いつもは、クレアシオンの方が先に眠るよね?」
「…細かい事は気にしてないで、さっさと寝ろ」
声がこわっ!
おとなしく、先に眠った方がよさそうだ。
「寝させていただきます」
これ以上怒らせる前に、さっさと寝てしまおう。
見張りの交代時間までには、元に戻っているといいけど…。
おまけ
少ししてから、寝息が聴こえてきた。
なんなんだ、こいつは。
オレにも笑ってほしい?
オレなんかを気にしてないで、助けたい奴だけを気にしてろよ。
「…本当、変な奴だな」
変な奴だと思うのに、こいつと旅をするのは悪くないと思っている自分もいる。
いつまで、この旅は続けられる?
オレにも目的があり、レッドフォックスにも目的がある。
いつか離れる事になるだろう。
これ以上は親しくなるな。
なったら駄目なんだ…。
野宿している時に、珍しく、彼の方から話しかけてきた。
いつもは、ボクの方が一方的に話していて、それに、たまに相槌をしてくれる感じだった。
「レッドフォックス」
「何?」
「お前が使ってる名前の由来ってあるのか?」
「この名前? ボクがつけたわけじゃなくて、気づいたら呼ばれるようになっていたんだよね」
「自分でつけたわけじゃなかったのか…」
「今まで、ボクが自分で付けたと思ってたの!?」
「思ってた」
「何で!?」
「名前を言う時、カッコいいだろう的な顔をしていたからな」
「してないよ!」
「無意識だったんだろ」
「…本当にそんな顔してた?」
「してたな」
えー…。
自分では気づかなかったけど、結構気に入ってるんだろうか…。
「それで、気づいたら呼ばれていたって言うのは?」
「人助けをしていったら、呼ばれるようになったんだよね」
「どこも一緒だな…」
「何が?」
「何でもない」
「で、助けた後、名前を言わないでいたら、誰かがつけたみたいなんだよね。それが浸透した感じかな?」
「自分から面倒に巻き込まれに行くんだな」
「強くなるためだからね」
「お前が、強さを求めるのは?」
「友達を助けたいから…かな…」
「友達…」
「ボクが弱かったせいで、あいつは、自分を犠牲にする事になってしまったから…」
「…死んでいるのか?」
「生きてるよ。でも、自由じゃなくなった」
「…そうか」
「ボクは、強くなってあいつを助けたい。 旅を続けているのは、そのためだから」
「その気持ちは…少し分かる」
「クレアシオンも、助けたい人がいるの?」
「さあな…」
聞いたらいけない事を聞いたかな?
ここで話は終わりとばかりに、何も話さなくなった。
それでも、気にしないで話す。
答えてくれなくても、聞いてはくれてるみたいだからね。
「ボクは、あいつを助けるためなら、全ての人間に嫌われてもいいと思ってる」
「……」
「あいつには笑っていてほしいから…」
「お前にとって、そいつは大切な奴なんだな」
「…そうだね」
「そこまで意思が強ければ、大丈夫だろ」
助けたいと思っている本人に言われた。
元の時代に戻れても、その言葉だけで、困難を乗り越えられる気がする。
「ボクさ、クレアシオンにも笑っていてほしいと思ってるんだよ?」
「はっ、何を言うかと思えば」
「こうして旅をしているけど、今の所、一度も笑った顔見れてないし」
「…笑う必要が無いからな」
「元の時代に戻るまでには、クレアシオンの笑った顔が見れるといいんだけどね」
「………」
「クレアシオン?」
急に無言になってしまった。
何で?
「…お前、今日は先に寝ろ」
「いつもは、クレアシオンの方が先に眠るよね?」
「…細かい事は気にしてないで、さっさと寝ろ」
声がこわっ!
おとなしく、先に眠った方がよさそうだ。
「寝させていただきます」
これ以上怒らせる前に、さっさと寝てしまおう。
見張りの交代時間までには、元に戻っているといいけど…。
おまけ
少ししてから、寝息が聴こえてきた。
なんなんだ、こいつは。
オレにも笑ってほしい?
オレなんかを気にしてないで、助けたい奴だけを気にしてろよ。
「…本当、変な奴だな」
変な奴だと思うのに、こいつと旅をするのは悪くないと思っている自分もいる。
いつまで、この旅は続けられる?
オレにも目的があり、レッドフォックスにも目的がある。
いつか離れる事になるだろう。
これ以上は親しくなるな。
なったら駄目なんだ…。
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